更年期女性の薄毛の治し方
更年期の薄毛治療、カギは「ホルモンバランス」
閉経前後女性の身体は、女性ホルモン分泌が急激に減りはじめます。その変化に身体が適応できず、更年期障害として心身の様々な異変が生じるためです。
更年期障害の特徴として「気分の浮き沈みが激しくなる」ことが一般的に知られていますが、「髪が薄くなる症状」もこの更年期障害の特徴のひとつ。美しい髪の毛には、女性ホルモンの働きが大きく関わっています。
更年期女性の薄毛治療には、根本的なホルモンバランスの改善が重要。ここでは、医療的な更年期女性の薄毛の治し方をご紹介します。
ホルモン分泌量を増やすホルモン補充療法
年齢とともに減少していくホルモンの分泌量。ホルモン補充療法とは、閉経後に減少したホルモンの分泌量を、更年期前の量に改善する治療法です。
薄毛だけでなく、更年期障害全般の症状を改善が見込める治療法で、アメリカのFDAからも、安全性や治療効果の高い治療法として認められています。
プラセンタ注射・点滴で卵巣機能を活性化させる
細胞の再生や、代謝を促進するプラセンタ。ホルモンのバランスを整える働きももっています。
発毛には女性ホルモンの働きが大きく作用しているため、プラセンタを身体に取り込むことで、薄毛の改善が見込めます。また、更年期障害の諸症状はホルモンのアンバランスが原因で引き起こされるため、薄毛以外の症状にも効果を期待できる治療法なのです。
更年期の薄毛原因はホルモンバランスだけじゃない?!
更年期女性の薄毛原因はホルモンバランスだけではなく、その他の要因が関係していることも。最後に、更年期の薄毛を誘発させる原因と、その改善法をご紹介していきます。
1) 偏った食生活
和食中心の食事を心掛け、油もの、甘いものの取りすぎに注意しましょう。
2) ストレス
心身のストレスを解消するためには、休息が大切。がんばりすぎかも?と思ったら、自ら率先して身体を休めるようにしましょう。
3) 紫外線
地肌に紫外線を当てないように、日差しの強い日には帽子や日傘で紫外線をカットしましょう。
4) 頭皮の汚れ
毛穴の詰まりは育毛の天敵です。自分の髪質に合ったシャンプーを選び、頭皮や毛髪を清潔に保つことが大切です。しかし、洗いすぎは厳禁。シャンプーは良く泡立て、力を入れすぎないように洗髪することがポイントです。