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目立つ部分にあるアザや広範囲のアザは、心労やつらい悩みを抱える原因となります。一昔前は、皮膚移植などの外科的な治療方法しかありませんでしたが、現在ではレーザーを使用して、確実で安全な治療を行えるようになりました。いままでのお悩みの払拭を目指して、治療経験豊富な医師が最適な治療を行います。

アザは、医学的に「母斑」といい、皮膚の一部に生じた色や形の異常の総称です。アザの多くは生まれつきですが、中には出生後に発生する場合や、もしくはそれ以降、成人してから生じる場合もあります。
生まれつきの場合、また出生後に発生する場合(遅発性母斑)のいずれも、母親の胎内にいる「胎生期」に、体の一部が突然異変を起こしてできるものだと考えられています。しかし、その原因はまだ明らかになっていません。
アザの種類を大きく分けると、青アザ・黒アザ・茶アザ・赤アザ・白アザに分類されます。その他にも、表皮母斑、脂腺母斑などがあり、これらのアザの多くは最新のレーザー治療によって完治させることが可能になってきています。
しかし、アザの種類や症状により治療方法や回数も異なります。
それぞれのアザに合わせた最適な治療を受けるためには、医師の的確な診断が必要です。


| アザとその類似疾患の分類表 | |||
|---|---|---|---|
| メラニン系異常 | 機能亢進 | 黒アザ | ほくろ(色素性母斑/母斑細胞母斑)、有毛性母斑細胞母斑など |
| 青アザ | 太田母斑、蒙古斑、青色母斑など | ||
| 茶アザ | 扁平母斑、遅発性扁平母斑など | ||
| しみ・ソバカス | |||
| 色素沈着 など | |||
| 機能低下 | 母斑性白斑、尋常性白斑、老人性白斑 | ||
| 血管系異常 | 拡張増加 | 赤アザ | 単純性血管種、ポートワイン母斑など |
| 苺状血管腫 | |||
| 毛細血管拡張症(赤ら顔、酒さ) | |||
| リンパ管腫 | |||
| 皮膚静脈瘤など | |||
| 機能低下 | 貧血性母斑など | ||
| イボ様アザ | 表皮母斑、脱脂母斑など | ||

黒アザは最も出現する頻度の高いアザで、色素性母斑と呼ばれています。メラニン色素をつくるメラノサイトとよく似た母斑細胞が、皮膚の浅いところや深いところに密集してできます。外見は黒色で、平らなものから盛り上がりのあるものまでさまざまです。
そして色素性母斑には、母斑細胞母斑と有毛性母斑細胞母斑があります。
大きく分けて、レーザー治療、手術による治療、レーザー治療と手術を組み合わせた複合治療の、3つの治療方法があります。
レーザー治療では、アザの状態に応じて、QスイッチルビーレーザーやQスイッチヤグレーザー、炭酸ガスレーザーなどを、1カ月~3カ月に1回程度のペースで照射します。治療の度に、アザは徐々に薄くなっていきますが、通常複数回の治療が必要なため、期間が長くかかるのが短所です。
長所は、治療後の皮膚の状態が極めて優れていること、きれいに跡を残さずに取りたいという患者さまには最適の治療方法です。
手術によって切除縫合する場合、 2~3センチの小さな黒アザでしたら1回の手術で取れるため、短期間で治療を終えることができます。しかし、傷跡が残ってしまうという欠点があり、大きな黒アザでは複数回に分けて手術をしなければならないため、やはり長期間かかることになります。
手術+レーザーの複合治療では、比較的大きな黒アザでも、短期間にできるだけキレイに取ることができるためこの方法を行う場合もあります。
いずれにしても、患者さまのご要望に親身になって相談に乗ってくれるレーザー医師と十分なカウンセリングをしたうえで、治療方法を選択するのがよいでしょう。
ほくろに、レーザー光線を0.1秒程度当てる。
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ほくろの組織内の水分が、レーザーの光を吸収して膨張する。このときほくろの周囲の血管は、熱凝固作用で一瞬のうちに固まってしまい出血はまったくない。
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膨張したほくろの細胞は、内圧によって一瞬のうちに蒸散(破裂して飛び散る)する。このとき、ほくろの深部に色素細胞が残っていれば、さらに数回、完全に色素がなくなるまで、医師が目で確認しながら照射する。
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ほくろが蒸散した後は、新たな皮膚が修復される。
茶アザは複数の種類に分けられますが、よく見られるものを3つご案内します。
メラニンの増加によって生じる大小さまざまな茶褐色の色素斑で、通常は生まれつき身体中のどこにでも現れます。大きさは4~5センチほどのものが多く、その大きさが変化することはありません。また、色合いも普通は変化しませんが、紫外線を浴びると濃くなることが多いのも特徴です。
悪性化することはありません。
発生頻度的にはアザの中で最も高く、通常しみと間違えたり、よく見かけることの多いアザの1つです。
見たところは扁平母斑とよく似ていますが、「遅発性」とあるように、生まれつきではなく、思春期前後からアザが現れるのが特徴です。扁平母斑が体のどこにでもできるのに対して、遅発性の場合は8割程度が胸、肩、背中周辺に生じています。
また、色は茶褐色で、やや太く長い毛がアザの部分に生えている「有毛性」タイプが多いのも特徴です。
一度症状が固定すれば、それ以上広がることはありません。
茶褐色(コーヒー色)の小さな色素斑で、レックリングハウゼン病という病気に伴って生じます。通常は、幼少期から、茶アザが5か所以上見られます。
また、皮膚に繊維腫というイボのような大きな腫瘍ができたり、時には脳の中枢神経に異常をきたしたり、貧血、各種のホルモン異常などが起こることもあります。
このような場合は全身的なケアが必要となるため、皮膚以外の症状については、脳外科や内科などの専門医と連携して慎重に治療を行います。
赤アザは、皮膚の一部に毛細血管が集中して異常に増え、拡張した血管が寄り集まって、その部分の皮膚に血液がたくさん流れこんで溜まってしまったものです。表面からは皮膚が赤く見える状態で、医学的には血管腫といいます。
赤アザを皮膚の外から指で静かに押してみると、アザの部分に溜まった血液が排除され、色が薄くなるのがわかります。赤アザには数十種類の型がありますが、日常よく見られる赤アザとその治療方法を5つご案内します。
赤アザの中でも、非常に発現頻度の高いものの一つです。イチゴ状血管腫と並んで小児に多く、生まれつきあるものがほとんどで、一生を通してさほど変化はありませんが、皮膚が盛り上がってくる傾向があります。
出生時に認められ、皮膚表面が平らで、境界が鮮明な赤ブドウ酒色の斑点で、濃淡のムラが少ないのが特徴です。
主に顔面の片側に認められ、色調が一様に赤ブドウ酒色である点で、サーモンパッチと区別できます。大きさ・形とも様々で、直径数ミリのものから顔面の半分に及ぶものもあります。
体の成長に伴って大きくなる為、中年期を過ぎると、次第に色調が濃くなり、隆起してくることもあります。
できやすい部分としては、顔が70%、首が10%です。
原因は不明で、自然消退はしません。
単純性血管腫は遺伝はせず、悪性化もしませんが、目の周囲や顔の広範囲に発生している場合は、眼球への影響も考えられるため注意する必要があります。眼球の奥の眼底で血管腫が生じると、緑内障を併発して視力低下を起こしたり、脳内で石炭化を起こした場合には「てんかん発作」などが生じる恐れがあるからです。
主にVスターレーザーを用いて治療を行います。595nmの波長をもつVスターレーザーは、赤い色にのみ吸収される性質があります。肌色の皮膚表面を通り抜け、血管中の赤い色素(酸化ヘモグロビン)に吸収され熱エネルギーを発生し、瞬時に異常な血管だけを選択的に凝固破壊します。その結果、正常な皮膚にはダメージを与えずに、赤アザだけを改善することができるのです。
血管腫が浅いところにあれば、1~2回の治療で改善することもあります。しかしながら、深いところにある場合は5回以上の治療が必要となるため、治療期間が1年以上かかることもあります。この場合、一般的なダイレーザーで完全に消せる血管腫は80%程度ですが、当院のVスターレーザーを使用した治療によって、かなりの程度まで薄くすることができるようになりました。
血管腫の中で最も多く、女児に多く発生するのが苺状血管腫です。
生後1週間前後の新生児の皮膚に、初めは糸くずの様な細かい紅斑が出現し、次第に盛り上がってきます。表面が苺のように軟らかくプツプツとしていて、局所に熱感があります。
大きいものでも直径数センチまで、稀に顔面の半分位のものもあります。生後6カ月~1年位までに最大の大きさとなり、以降縮小し、7才位までに自然消失します。きれいに消失することは稀で、特に顔面にできたものや隆起の大きいものは、色素沈着が生じたり、しわが残ることがあります。
盛り上がりのある腫瘤型といわれるものは、自然に消えたとしても、その跡が火傷跡のように色素沈着したり、皮膚にぷよぷよとした形が残るケースが多いのです。
跡のないきれいな状態にすることを優先するのなら、遅くとも生後6カ月までに治療を始めることをお勧めします。
また、絶対放置できない状態が、目や口、耳、関節などに生じた場合です。そのままにしておいたために、視力や聴力を失ってしまう危険性があるからです。
この血管腫は、生まれつき皮下組織の脂肪や筋肉の中などの深い部分に生じます。血管が太く、血管腫内に多量の血液を含んでいるために、半球状に盛り上がった軟らかい腫瘍として触れることができます。表面上は苺状血管腫のように盛り上がっていますが、皮膚の深い部分にあるため色調は淡い紫赤色を示し、表面に糸状の毛細血管の拡張が見られます。指で圧迫してみると、血管内の血液が排除されてしぼんでしまうのが特徴です。急激に大きくなることはありませんが、身体の成長に伴って徐々に大きくなり、自然に縮んでいくことはまずありません。
赤ちゃんの顔、うなじなどに見られる赤アザのうち、新生児などの額に見られるものをサーモンパッチと呼びます。まぶたや額の部分のアザは自然に消えることも多いのですが、眉間やうなじの部分のアザは比較的大人になるまで残ることが多いようです。
将来的に消えるか否かは、赤ちゃんの時点では判断しにくいものですが、アザの専門医に相談すれば、アザの形や周囲の皮膚との境目の具合、色合いなどで、ある程度アザの進行先を予想することができます。
非常によく見られる血管腫の一つで、米粒程度の大きさで、少し盛り上がりのある赤いイボ状の形をしています。
名前から、老人にしか見られないような印象を受けますが、子どもにも現れます。通常は、思春期ころから発生しはじめて、50歳くらいになると、ほとんどの人の胸や手足、顔などに出現しています。70歳くらいでは、ほぼ100%近くの方に出てくるもので、無意識のうちにどなたでも目にしていることでしょう。





治療後は、レーザーの熱刺激により肌が活性化したり、敏感な状態になっています。その状態で紫外線を浴びてしまうと、通常よりも吸収しやすく、紫外線の影響をダイレクトに受けてしまいます。
メラニンの生成を促進させてしまうだけでなく、一時的にレーザーでダメージを受けた肌への負担になってしまいます。
UVケアをしっかり行うことで、治療自体の効果にも影響を及ぼします。塗り忘れのないよう注意し、夏場や汗をかいたときはこまめに塗り直してください。
UV&WHITE モイスチャーミルク SPF30 PA++(ドクターシーラボ)や肌が弱い方は、敏感肌用のプロテクションミルク スーパーセンシティブ SPF20 PA+(ドクターシーラボ)の日焼け止めクリームを塗り、しっかり紫外線を防ぎます。

長時間潤いを逃さない、スキンケア効果のある日焼け止め乳液です。治療した皮膚は、健康な皮膚になるために活発に働くので、紫外線を多く吸収しようとします。そのままにすると、しみになる可能性がありますので、紫外線対策が必要です。肌ダメージを防ぐ成分やブライトニング成分を配合しているため、しみ、ソバカスなど、紫外線が肌に与える影響を抑え、明るく健康的な肌に整えます。
赤ちゃんのとてもデリケートな素肌を紫外線から守る日焼け止め。紫外線吸収剤や鉱物油は使用せず、肌への安全性を追求しました。小さなお子さまの治療後の紫外線対策にお勧めします。
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