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従来の花粉症治療は、鼻水の減少、鼻づまりの解消などの効果を示す治療でしたが、目のかゆみは減らせても、解消できるほどの効果はありませんでした。
これに対し、ボトックスの滴下治療であれば、10名中約8名の有効率で目のかゆみの解消をご実感いただけます。ボトックスがしみ込むまで、滴下後5分程度仰向けの姿勢を維持するだけの治療で、翌日からその効果を実現します。効果の持続は2週間前後ですが、即効性があるため、翌日の大切な会議、急なプレゼンテーション、明後日に入学試験を控えているなどの社会的なイベントがある時に「絶好の治療法」と言えます。


ボツリヌス毒素は、筋肉を緩める作用があるだけでなく痛みを止める作用があり、英国や米国ではすでに片頭痛に対する治療薬として認可されています。肩こり、腰痛などにも治療効果が高く、当院でも治療を実施しております。また、手やワキの多汗症に対して、分泌物を抑制する作用もあります。この「分泌物を抑制する」という作用に着眼し、鼻水への有効性の研究が行われました。鼻水の分泌は、副交感神経が関与しています。花粉やハウスダストなどが鼻の粘膜に付着すると、副交感神経が刺激され、神経の末端からアセチルコリンという神経伝達物質が分泌されます。アセチルコリンは、ターゲットとなる組織へ脳の命令を運ぶ重要な役割を担っていますが、鼻の粘膜で過剰に分泌されると、鼻水やくしゃみといった不快な症状を引き起こす原因となるのです。ボツリヌス菌は、神経の末端でアセチルコリンの働きをブロックする働きがあるため、くしゃみ、鼻水などの鼻炎症状を軽減することができるのです。


100回を超える投与結果の成績とその有効性を医学論文※として2010年に国内初発表がありました。その論文より、評価の対象となった患者さんは66名、投与機会は全部で100回に渡り、このうち93%の方が鼻汁の分泌低下が有効であったとの回答があり、同時に目のかゆみも大幅あるいは完全に消失したことがわかったという報告を得ました。
※寺本神経内科クリニック 寺本純院長先生

ボトックスと言えばボツリヌス毒素ゆえ、エ?毒なの?と心配される方もいますが、安全性と有効性においてアメリカのFDA認可を取得した安心安全の製薬になります。米国、カリフォルニア州の製薬会社・アラガン社がボツリヌス毒素を製品化し「ボトックス」と商品名を付けました。

2週間前後と若干短いですが、翌日の大切な会議、急なプレゼンテーション、明後日に入学試験を控えているなどの社会的なイベントがある時に、絶好の治療法です。治療直後からすぐに鼻水の分泌が減少し、さらに目のかゆみも大半の方が軽くなるという、実にスッキリとした効果をその日のうちに得られる即効性がこの治療法の特徴です。


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