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赤アザの中でも、非常に頻度の高いものの一つです。生まれつき見られることが多く、平らで、色は赤色あるいは紫赤色、色や形は一生の間ほとんど変化しません。身体が大きくなるのと同じ割合で大きくなり、自然に消えることはありません。身体中どこにでも生じますが、私が見た患者さんのおよそ70%の方が顔に、10%の方が首に発生していました。 単純性血管腫は遺伝せず、悪性化する心配はありませんが、目の周囲や顔半分の広範囲にある場合は、注意する必要があります。眼球の奥の眼底で血管腫が生じた場合は「緑内障」を併発して視力を低下させたり、また、脳内で石灰化を起こした場合は「てんかん発作」などを引き起こしたりする恐れがあります。
==治療方法==
以前はアルゴンレーザーが使われていましたが、現在ははるかによいフラッシュランプ色素レーザーが使われています。 色素レーザーの波長は585〜590ナノメーター、この波長の光は赤い色にのみ反応しやすいため、肌色の皮膚表面を通り抜け、血管中の赤い色素ヘモグロビンに取り込まれて熱エネルギーを発生、瞬時に異常な血管だけを選択的に凝固破壊してしまいます。それで、正常な皮膚には何のダメージも与えずに、赤アザだけを消すことができるのです。
血管腫が浅いところにあれば、1〜2回の治療で跡形もなく消えてしまいます。しかし、深いところにある場合は5回以上の治療が必要となるので、治療期間が1年以上かかることもあります。このケースでは、色素レーザーで完全に消せる血管腫は80%程度ですが、最近は特殊な色素レーザーの治療によって、かなりの程度まで薄くすることができるようになりました。 |